この記事はアメリカの有名なライフハック系ブログ「lifehack.org」の許可を受けて翻訳しています。翻訳はConyacの協力を得て行なっています。
私には若くてありがたみを持てるうちに学んで活かせればよかったと思う教訓がいくつもあります。
知恵というものは、過去を振り返って学ぶものであり、身につけたころにはもう必要性を失ってしまっています。
これは、人生の教訓全てにおいて言える場合が多いのですが、自分の経験と知恵は、他の人にとって有益なものになる可能性があるのが救いです。
そこで、私が学んだ、あなたに若いうちに学んでほしい教訓をまとめてみました。
若い内に学ぶべき教訓10
その1:お金が重要な問題を解決をしてくれることはない
お金というのは道具です。
必要なものと「欲しいもの」を買ってくれますが、全ての問題を解決してくれるわけではありません。
少しのお金で幸せな生活を送っている人たちは多くいます。悲しいことですが、たくさんのお金を持っていて惨めな生活を送っている人たちも多くいます。
お金は素敵な家、かっこいい車、おしゃれな靴、そして安心感や快適な生活までも買ってくれますが、人間関係を修復したり、孤独をなくしてはくれません。
お金がもたらす「幸福」というのは、儚いもので重要なものではないのです。幸福はお金では買えません。お金で買った「もの」で人生が「よくなる」と思っていたら一生幸せにはなれないと思ったほうがいいでしょう。
2. 落ち着きを持つ
若いうちは、大人になる段階で一度に色々なことをしなければならないと思いがちです。全てを1人で決定して、人生を設計して、なんでも経験して、上まで昇りつめて、結婚相手を見つけて、生きる意味を考えて、その全てを一度にやろうとしてしまいます。
しかし、落ち着いてください。焦ることはよくないのです。人生をありのままに生きるようにしましょう。
流れに身を任せ、時間をかけて選択肢について考えてみるとよいでしょう。食べ物を一口ずつ味わい、落ち着いて周りを見て、相手の話を最後まで聞いてみましょう。時間をかけて、ゆっくりと考えをまとめみるのもよいでしょう。
たしかに、実行することは重要です。目標に向かって生きることも、将来の計画を立てるのも立派であるし実用的と言えるでしょう。しかし、全速力で全ての課題に取りかかると燃え尽きて人生を見失うことになってしまうのです。
3. 全員を満足させることはできない
「成功の秘密は知らないが、失敗の秘密は全員を満足させようとすることだ。」
by ビル コスビー
全員があなたと同意する必要はないですし、あなたを好きである必要すらありません。
もちろん、居場所を求めたり、好かれたかったり、尊敬されたかったり、評価されたかったりするのは人間の本能です。しかし、誠実さや幸福を失ってはいけません。
他人では、あなたが求める自信を提供することはできません。それは、自分の中から湧くものだからです。胸を張り、信念を曲げず、必要に応じて自己を主張し、尊重を求め、自分に嘘をつかないようにしましょう。
4. 健康は最も重要な財産である
健康は価値のつけられない財産です。常に感謝し、大切にし、維持するべきです。
若いうちは健康であることにありがたみを感じず、放っておいてしまいがちです。健康であることが当たり前であると思ってしまうのですね。暢気でいられなくなるまでは、心配する必要がないから気を配らずにいるのです。
心臓病、骨密度の低下、脳卒中、さまざまな癌など、気をつけていれば防げる病気はたくさんあります。後で後悔したくなければ、今のうちに健康に気をつけるべきです。
5. いつも欲しいものが手に入るとは限らない
「忙しく計画を立ててるうちに起こるのが人生である。」
by ジョン レノン
どんなに慎重に計画を立てようが、どんなに仕事に力を入れようが、うまい具合にいかない時はあります。
でも、それはそれでいいのです。
みんな、期待に胸を膨らませるものですが、あらかじめ「理想」な人生がどのようなものなのか想像してみるものの、現実は違う場合がほとんどです。
場合によっては夢が実現しないこともあるでしょうし、途中で気が変わることもあるでしょう。正しい道を見つけるために失敗する必要があったり、色々なことを試してみないと道が見つからないこともあるのです。
6. みんなあなたのことを考えているわけではない
世界はあなたを中心に回っているのではありません。
我々は常に自分の周りに気を取られがちです。世の中を客観的な視点から見ることは難しいのですね。
今日は何をするべきか?これは私のキャリアや人生にとって何を意味するのだろう?自分は何を求めているのだろう?などなど・・・。
自分自身の人生の出来事に敏感であるのは自然なことではあります。しかし、身の回りで起こっていることや、ものごとが周りの人にどのような影響を及ぼしているのかにも注意するべきです。それは、客観的な視点を保つのに有効的なことなのです。
7. 知らないことは恥ずかしいことではない
全てを知り尽くしている人はいません。また、全ての答えを持っている人もいません。
「知りません」と言うことは恥ずかしいことではないのです。
自分が完璧であるかのように振る舞ったところで完璧にはなれません。そんなことをしても、完璧を装うことに精一杯でノイローゼになってしまうでしょう。
我々は自らの限界や無知を認めることが恥辱であると思い込んでいます。しかし、全てを知り尽くすことは、そもそも不可能なのです。みんな、間違ったり過ちを犯したりするものなのです。
やってるうちに学ぶのが人生です。何より、知ったかぶりは嫌われがちです。
少し欠点があるのが人間であり、その方が親近感がありますよね。
8. 愛とは感情だけでなく選択である
あの最初のウキウキした気分や、高鳴る鼓動、情熱といったものは長続きすはしません。しかし、持続的な愛は不可能ではないのです。
愛は感情だけではなく、毎日の選択なのです。いらただしさを忘れ、許す心を持ち、優しく接し、尊重し、支え、忠実であることを選ばなければなりません。
恋愛は単純なことではありません。簡単である時もあれば、非常に難しい時もあります。しかし、我々には恋愛においてどう行動するか、どう考えるか、どう話すか選択することができるのです。
9. 客観視できることは素晴らしい
心配してしまう時や、いら立ってしまう時は、ものごとを客観視することができなくなってしまっていることが多くあります。
しかし、人生で起こっている出来事は全て重要であったり一大事であるかのように見えますが、端から見たら大したことはありません。
たとえば、喧嘩をしてしまったことや、もらえなかった仕事のこと、現実か妄想で受けた侮辱や、方針を変える必要性、欲しかったのに手に入らなかったもの、などなど、これらのほとんどのものは20、30、40年後にはどうでもよくなっているはずです。
たしかに、短期しか知らないのに長期を見ろと言われても難しいものです。しかし、生死に関わることでなければ諦めて前を向いていた方がよほどいいでしょう。
10. なにごとも当たり前だとは思わない
大切なものは失うまでわからない。
これは、健康、家族や友達、仕事、お金やこれから手にするお金だったりします。若いうちは、親という存在が永遠といる気がしますが、いずれ親はいなくなってしまいます。
旧友とはいつでもまた連絡が取れる、あるいは新しい友達とはいつでも時間を共にすることができると思いがちだですが、時間は過ぎていってしまいます。
今使えるお金がある、そうでなければ来月ならあるはず、と思ってしまいがちですが、あるという保障はありません。愛する人を含め、今人生であるものが明日もあるという保障もないわけです。
これは、学ぶことが難しい教訓であるですが、最も重要かもしれないことです。
人生は急変することもある。失ってしまう前に、自分がもっているものに感謝しましょう。
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