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2014年9月2日火曜日

堀江貴文氏が起業志望の高校生に「後輩をタダ働きさせればいいじゃねえか」と アドバイスしたことを語る



[画像] 堀江貴文氏が起業志望の高校生に「後輩をタダ働きさせればいいじゃねえか」とアドバイスしたことを語る

番組が夕刊ベスト5で取り上げたニュース、日刊ゲンダイの「60代で起業する割合が急増」について、司会のふかわりょうが「60代、一方で非常に元気ですが」と紹介した。

起業について堀江氏は「まあ60代はもう起業せざるをえないんじゃないですか。大企業とかでもどんどんリストラしてるし、年金の支給年齢どんどん上がって行ってるんで。中小企業とかにも就職できないのか、したくないのか。自分でやるしかない」と、起業を肯定する発言をした。

それに対して、ふかわが「起業というのも簡単にはできないですよね?」とたずねると、堀江氏は「簡単にできますよ。いつも簡単にできるって言ってるんだけど、皆なんか考え過ぎなんだよなあ」と、ぼやいた。

ふかわが「例えばどういうジャンル…」と質問すると、堀江氏は「例えば僕、講演会とかに行くんですよ。行って『君ら、何やりたいの?』みたいな話をするんですよね」と、過去のアドバイスの例を語り始めた。

堀江氏は「で、例えば『僕は、農業をやりたいんです』みたいな『農業で起業したい』みたいなことを言う子がいたんで、『じゃあ、今すぐやればいいじゃん』って。『今何年生?』『高3です』と。『高3で、テニス部を辞めたばっかりなんです』」と、高校生と交わした対話を例にあげた。

堀江氏は、高校生に発言した例を続けて、「じゃあお前、テニス部の後輩を働かせて、どこか余ってる土地を農家から借りてきて、そこ耕して」「トマトとか人参とか、キュウリとか作って、ロードサイドで、無人販売所で売れば、1日多分、1万円とか、出したら売れるよって言って。そしたら月30万円じゃん。バイトで後輩はタダ働きさせれば良いじゃねえかよって話」と、後輩を無賃で働かせるアイデアを提案したという。

これには、ふかわも「それは割と強引な感じがしますが」と反論したが、堀江氏は「いや、これはテニス部のトレーニングなんだ! みたいな」と、タダ働きの説明の仕方も笑いながら語ってみせた。

ふかわが、起業の壁は高くないのかと確認すると、堀江氏は「全然。全然高くないですよ。ハードル全然低くて。それだって一般企業でしょう。だって月30万売り上げたら、年間で360万の売上ですよ? で、原価かかってないじゃないですか、ほとんど」と、自身のアドバイスで起業する簡単さを強調した。


孫正義の時代の切り口


断言します! 日本がモノ作り産業で競争力を取り戻せる日は二度と来ない!

孫正義

すぐに行動できなくても、孫さんのように時代の大きな局面を理解しておくのはものすごく大事だと思います。

孫さんが自信を持って断言するように、日本がモノづくりで競争力を取り戻すことはほぼなく、アジアを中心とした第二次IT革命(モバイル)に滑り込みこむことが、日本が復活する最後のチャンスになるかもしれません。

モバイル革命↑モバイル革命は日本に残された最後のチャンス (Photo)

日本が現在活気を失っている理由は、産業革命の末期にさしかかっており、成熟産業は人口が多く賃金が安い国にどんどん流れていってしまいます。孫さんは次のようの述べています。

「自動車のエンジンの速度はここ10年で1.1倍しか速くなっていませんが、インターネットの通信速度は750倍、CPUの速度は500倍になっています。アジアを制するものが世界を制する。モバイルを制するものがインターネットを制する。もう1回だけ、最後のスタートラインの仕切り直しです。」

孫正義↑これが最後のチャンス (Photo)

歴史を振り返ってみると、産業革命はイギリスから始まり、アメリカに移って、それから戦後の日本に受け継がれていきました。第一次インターネット革命はアメリカから始まり、現在アジアにシフトしつつあります。

日本人がどんなに終電まで働こうが、筋肉の量でも人口の数でも他の国には敵いません。

「日本の現在の教育は暗記7割で、思考が3割です。僕はこのバランスを逆にすべきだと考えています。」(孫正義)

生産性_中国↑生産性だけで考えれば、人口が多い国の方が絶対に有利 (Photo)

これは企業内でも同じことが言えるのではないでしょうか。現在、モノを安く早く作る、効率性重視の仕事が7割、創造性重視の仕事が3割のバランスを逆にすることで、一時的に売上は下がるのかもしれませんが、中期、長期的に考えれば、必ず新しい市場開拓に繋がります。

以前、別の記事で書きましたが、忙しく世界を駆けまわるのも起業家の仕事の一つですが、美味しいコーヒーを飲みながらゆっくり頭を働かせるのも立派な起業家の仕事なのではないでしょうか。

twitterH↑コーヒーを飲みながら、常に頭を働かせるTwitterの創業者たち (Photo)

スティーブ・ジョブズは人間にしかできないクリエイティブなことにもっと時間を費やせるようにと、コンピューター開発を始めたと聞いたことがありますが、良くも悪くも人間には「生産性」よりも「創造性」が求められるようになりました。

日本に残された時間はそれほど長くはありません。